ピラティスにも流派がある? 代表的な流派とその特徴をわかりやすく解説 │ゆらぎ世代にはどの流派がbetter?

ピラティスにも日本舞踊、書道、茶道・華道などのように流派があるって聞いたんですけど・・・本当ですか?

はい!そうなんです。

全く想像がつかないんですけど、詳しく知りたいです

もちろんです。今回は、ピラティスの流派についてご紹介しますね。

ピラティスは、マットピラティス・マシンピラティスのようなレッスン形態だけでなく、実は流派もあるんです。

リハビリを目的としているもの、シェイプアップ、コンディショニング、ダンスとの融合したもの等があります。

今まで、いくつかのピラティス体験に行ったけれと、どれもなんだかぴったりこない感じがするということで、どのピラティススタジオに行ったらいいのか迷われている方おられるのではないでしょうか?

この記事を最後までお読みいただくと、ピラティスの流派が明確になり、あなたにぴったりのピラティスが見つかりますよ!

目次

ピラティスのおもな2つの流派を詳しくご紹介

それでは、早速ですがピラティスの流派を一つづつ詳しくご紹介していきますね

クラシカル・ピラティス(Classical Pilates)

ピラティスの創始者「ジョセフ・ピラティス」の教えを忠実に守るスタイルです。詳しく見ていきましょう。

1. 創始者ジョセフ・ピラティスの原点に忠実

  • コントロロジー(Contrology)」と呼ばれていたジョセフのオリジナルメソッドを、順序や動作の構成をそのまま大切に守っています。
  • 基本的に決まったエクササイズの順番で行います。
引用:HESO PILATES : ジョセフ・ピラティスのオリジナルメソッド「コントロロジー」とは?

2. 正確性と流れを重視

  • 動きの順序にこだわり、正確さを保ちながら滑らかに動いていくstyleです。
  • 流れるような動きの連続性」を重視します。

3. 難易度は高い(ハード)

  • オリジナルに忠実な分、初心者には難易度が高めに感じられるかもしれません。
  • インナーマッスルに深くアプローチし、筋力・柔軟性・集中力を高めることができます。

4. マットとマシンの両方を使う

  • マットワークだけでなく、リフォーマーやキャデラックなどのピラティスマシンを併用することで、より全身に効果的なエクササイズを行うことができます。

5. 指導者の認定にも厳格

  • クラシカル・ピラティスを教える多くのインストラクターは、特定の団体による厳格なトレーニングや資格認定を受けています。

6.どんな人に向いている?

なんだか、運動をしてこなかった私だと、不安です。

そうですね。ピラティス初心者にはちょっと難しいかもしれませんね。
クラシカル・ピラティスは下記のような方におすすめします。

整った型・姿勢を重視したい人
◎ 本格的にピラティスを学びたい人
◎ 体系的に体を鍛えたい中級者〜上級者

モダン・ピラティス(Contemporary Pilates)

次に、オリジナルのクラシカル・ピラティスをもとに進化したモダン・ピラティスを詳しく見ていきましょう。

1. 現代の知識を取り入れた進化系ピラティス

  • ジョセフ・ピラティスのオリジナルメソッドをベースにしながらも、医学・解剖学・運動科学の最新知見を取り入れて進化したスタイルです。
  • 指導者や流派によって柔軟なアレンジが加えられるのが大きな特徴です。

2. 個々のニーズに合わせやすい

  • 決まった順番に縛られず、目的や身体の状態に合わせたエクササイズの組み立てが可能です。
  • 姿勢改善・リハビリ・スポーツパフォーマンス向上など、さまざまな目的に対応できます。
  • 怪我や痛みがある人、アスリート、高齢者、妊婦など、さまざまな人に対応できます。

3. 初心者にも取り入れやすい

  • やさしい動きや軽い負荷から始められるプログラムも多く、個々の体の状態に合わせて動作を調整するため、ピラティスが初めての人や、ケガや不調のある人にも取り入れやすくなっています
  • 呼吸や姿勢の意識を丁寧に行います。

4. マット&マシン両対応

  • モダンスタイルでも、マットとマシンの両方を活用します。
  • 特にマシン(リフォーマーなど)では、クラシカル・ピラティスにはない現代的なエクササイズも取り入れられています。

5. 多様な流派が存在

  • BASI、STOTT、Polestar、Balanced Bodyなど、世界中に複数の有名なモダン流派が存在し、それぞれに特徴や哲学がある。

6. どんな人に向いている?

初心者で無理なくスタートしたい人
自分の身体や目的に合った柔軟なレッスンを受けたい人
慢性的な不調やケガの予防・改善を目的とする人

それでは、モダン流派の中の”STOTTピラティス”について詳しくご紹介していきましょう。

STOTTピラティス(ストット)

カナダの元バレーダンサーであるMoira Merrithew(モイラ・メリセュー)とその夫によって開発されたモダン・ピラティスの流派の一つです。

1.解剖学に基づいた安全性重視のアプローチ

  • クラシカル・ピラティスをベースに、現代の医学的な視点や身体の動きに関する最新の知識を取り入れて進化させたスタイルです。
  • 骨盤の安定と背骨の自然なカーブを意識することで、体への負担を抑えながら、効率よく動けるようサポートします。

2.柔軟なエクササイズ構成

  • 年齢や体力レベルに応じてプログラムを調整可能です。
  • 姿勢改善、スポーツ強化、リハビリなど幅広い目的に対応しています。

3. ストットピラティスの具体的なエクササイズ

  • 胸式ラテラル呼吸を使いながら、骨盤のニュートラルポジションを保つことが基本→ 安定した体幹と正しい姿勢づくりに欠かせない基礎です。
  • 背骨を一つずつ動かす意識で、なめらかな動きを目指す→ 代表的な「ロールアップ」や「ハンドレッド」で、深層筋をじっくり鍛えます。

4.認定制度がしっかりしている

  • ストットピラティスには、世界的に認知されたインストラクター認定制度があります。
  • マット、リフォーマー(マシン)、ケイデラックなど段階ごとに専門資格が設けられ、解剖学に基づいた体系的な学びが特徴です。
  • STOTT PILATES®公式の認定は、Merrithew™社によって運営されています。

5.どんな人に向いている?

◎ 姿勢改善や体幹強化を、安全に効率よく行いたい方
◎ 腰痛や肩こりなど、体の不調をケアしながら運動したい方
◎ 理学療法やリハビリの延長としてピラティスを取り入れたい方

「ストイックな筋トレに励むよりも、今感じている腰痛などの不調をゆっくりと整えたい。」そんな方にストットピラティスはおすすめです。運動が少し苦手な方や、年齢による変化を感じ始めた“ゆらぎ世代”の女性にも、無理なく寄り添ってくれるメソッドだからです。

モダン・ピラティスの主な3つの流派を比較

前の項目では、”ストットピラティス”を詳しくみていきましたが、他にも”BASIピラティス””フレッシャーピラティス”があり、それぞれ特徴があるので3つをわかりやすく比較してみます。

比較項目ストットピラティス(STOTT PILATES®)BASIピラティス
(BASI Pilates®)
フレッチャーピラティス(Fletcher Pilates®)
創始者モイラ・メリシュー(Moira Merrithew)ラエル・イサコウィッツ(Rael Isacowitz)ロン・フレッチャー(Ron Fletcher)
設立時期1980年代後半1989年1990年代初頭
出発点現代解剖学と理学療法をベースに体系化クラシカルに忠実+現代運動学の融合クラシカルを基盤に、ダンスと呼吸法を統合
特徴的な要素姿勢改善、骨盤のニュートラル、肩甲骨安定ムーブメントフロー、中心軸、動きの流れブリージング法(ペルカッシブ・ブリージング)
リズミカルな動きとダンス的要素
スタイル分析的・解剖学重視・安全性を重視クラシカルスタイルに科学的知識やスポーツ、ダンス、ヨガの経験などを組み合わせた独自の手法芸術性と感覚を重視。ダンスや表現のような流れ
教育体系マット・器具別に分かれた段階的学習一貫性ある体系的なトレーニングより少人数での伝統重視の教育
こんな人におすすめ身体の不調を整えたい方、初心者、高齢者にもやさしい身体の内側からの調和を求める方ダンス経験者や、動きと呼吸の美しさを追求したい方

リハビリ目的のものから、ダンスよりのもあるんですね~

そうなんです。
モダン・ピラティスといっても、実はかなり違いがあるんですよ!

まとめ

ピラティスの基礎となるクラシカルピラティス、そしてクラシカルピラティスを基盤に発展した、3つのモダンピラティスについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

気になるピラティスは見つかりましたか?

ゆらぎ世代の体調改善目的であれば、リハビリ寄りで非常に実用的かつ安全性が高く、からだの不調改善を目指す方に適している”ストットピラティス”がおすすめです。


ピラティスを始めようか迷っていたあなたへ——もう心は決まりましたね。今こそ一歩を踏み出して、健やかさと凛とした輝きに満ちた毎日へ♡

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